1つのETFを買うと、たくさんの異なる投資が一度にできるんだよ。それで、リスクを分散させながら、投資をすることができるのさ。
そうなんだ。
ETFと呼ばれる上場投資信託(Exchange Trade Fund)は、「投資信託の持つ分散投資メリット」と「個別株式の好きなタイミングで売買できるメリット」を合わせ持った金融商品です。
ETFは、投資信託や株式と比べるとまだ認知度がまだ低いと言えますが、個人投資家からすると運用コストが低いというメリットがあり、また株式のように上場している為、自分で自由に市場に関わって行くことができます。
ETFはリアルタイムで価格が変動し、いつ売買注文を出しても「買い手/売り手」が入ればすぐに約定します。 そのため「多様なトレードスタイル」に適しているということができます。
つまり、短期トレードで値幅を狙うことや、インデックス投資として 「長期保有」する目的にも適しているため「バランス」の取れた金融商品ともいえます。
投資対象としては、ETFも一般的な投資信託も同じく、国内外の株式・債券・不動産など分散させられています。
1番大きな違いとしては、 ETFの配当性の高さが上げられます。
ETFと投資信託については「分配金」と呼ばれ、投資信託の中にも分配金がでる「分配金再投資型」がありますが、純資産から分配金として配り、基準価額を下げてしまうタコ足配当の「元本払戻金(特別分配金)」もあるので注意が必要です。
個別株式で高配当銘柄に投資する方法がコストも安くできますが、投資資金・銘柄選定の観点からも「中上級者向け」と言えます。
初心者の場合、「分配金で毎月、少しでも副収入が欲しい」と考えている人には「ETFの高配当狙いの金融商品」が1つの選択肢になります。
一般的な投資信託の流れ
① 私たちが、金融機関で投資信託を購入する➡︎運用会社に資金が渡る
② 資金を集めた運用会社が「国内外の株式や債券」へ投資をして利益獲得を目指す
③ 「生じた運用益」と「配当」を投資家へ分配される。投資信託は自動的に再投資されるが、ETFは分散金として支払われる。
ETFのデメリットとして、 1株(数万円)単位でしか売買できないため、値高いと数株しか持てずに、小回りが効かない状態になります。(個別株式も基本的に100株単位・単元株)
同じ金額でもできる限り、たくさんのETF株を持つ方が、相場が下落した時の対処がやりやすくなるからです。
投資信託の場合は、「金額」で買付が可能なので「100円分だけ購入できる」などの超少額投資にも対応しています。
ETFとは何?